小林よしのり編『日本を貶めた10人の売国政治家』
ほぼ結果の見えた今回の選挙ですけど、投票する上で参考になるかな?と思って読んでみました。ワースト10人のうち、6人が既に議員を引退しているか、もしくは今回の総選挙に出馬しなかった人なので、現役の売国議員は4名という事です。懐かしい中曽根さんの名前もありました。
小泉純一郎の項は、なかなか興味深い内容で、彼が言いなりになったアメリカの意図が見えてきてなるほどな〜と、思いました。小泉改革の総括はしなければならないのですが、次期政権でそれが出来るのか?疑問に思えてきました。日本の郵貯の資産が外資に持っていかれて、それに気付いた時には遅かった、なんて事にならなければ良いんですけどね。
河野洋平への言及では、彼が中国とのビジネスに深く関わっている点を具体的に指摘していないのがやや不満。議員は引退しますが、何らかの形で影響力は保持しようとするでしょう。貿易促進協会の会長は続けるみたいですし注意が必要?
4年後ぐらいに、この手の本が出たとしたら、その時誰がランクインするのか。本来ならこのような売国政治家が、政権の中心部に居てはならないのですが、今後さらに増える事が予想されます。さらに分厚い本にならない事を祈ります。
- 作者: 小林よしのり
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/07/01
- メディア: 新書
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