Brian Wilson『Reimagines Gershwin』

Brian Wilson Reimagines Gershwin

Brian Wilson Reimagines Gershwin

 久しぶりの音楽ネタはBrian Wilsonのニューアルバム、『Reimagines Gershwin』。「アメリカ音楽」を作り上げた作曲家と言われるGeorge Gershwinのカヴァー作品です。
 Gershwinという作曲家の名前は聞いた事がありますが、どんな楽曲を作ったのかまではぜんぜん知りません。話は脱線しますが、かつてAppleが計画していたMacOSの開発コードが”Gershwin”でした。90年代の中頃の話で、当時AppleのOS開発は混乱の極みに達していましたので、日の目を見る事なく消滅してしまったプロジェクトでした。当時AppleはOSの開発コードネームに音楽家の名前を使っていました。今はネコ科の動物です。で、僕はGershwinという名前に聞き覚えがあったのです。
 Brianの多重録音によるコーラスが美しい「Rhapsody in Blue」で幕をあけ、Gershwinの未完の曲をBrianが補作したポップな仕上がりの「The Like in I Love You」、大人な風情の「Summertime」「I Lovers You Porgy」、陽気なインスト「I Got Plenty O'Nuttin'」を挟んでまた大人な風情の「In Ain't Necessarily So」と続きます。リズムが軽やかな「's Wonderful」、ポップな「They Con't Take That Away from Me」、陽気な曲が2曲続いた後は、ストリングのイントロで空気を変えて「Love Is Here to Stay」が続きます。ピアノのイントロでまた空気を変えて「I've Got a Crush on You」、ロックな感じでBrianのヴォーカルがなんとも楽しそうな「I Got Rhythm」、「Someone to Watch Over Me」でクールダウン。Brianが補作したもう一曲「Nothing But Love」、こちらもポップな仕上がり。最後は再びBrianの多重録音による「Rhapsody in Blue」で幕が閉じられます。以上、僕の下手なレビューでした。