金正日総書記、死去。

 北朝鮮金正日総書記が死去したというニュース。数年前から健康問題を抱えていたので、いつ亡くなってもおかしくない状況だったので、驚きはしなかったけど考えさせられるニュースです。今年2011年は、あまりにも大きな事件や事故、震災など重なっていますが、金正日の死去まで重なるとは・・・。
 前々から2012年は、「世界の主要国の指導者が多く交代するので大変なことになる」と言われていましたが、その序章が金正日の死去ではないかと感じました。
 拉致問題の解決について言えば、チャンスではありますが、ピンチでもあると思います。
 おそらく、今後の北朝鮮は中国の影響力が増していき、中国のような”改革開放”をせざる得ない(中国の影響下でやらさせる?)でしょうが、その資金や技術はどこが出すんでしょうか?
 日本からの援助は喉から手が出る程欲しいはずです。援助という飴をちらつかせて、交渉できるチャンスがあるのではないかと思います。拉致の張本人である金正日は亡くなったのですから、北朝鮮としても”全ては金正日が悪かった”という逃げ道も使えるので、今までより可能性はあるのではないか。
 しかし、そこで日本がちゃんとした主張をしなければ、北朝鮮にとって都合の良い形で解決させられる危険性があります。今の日本国政府に(今に始まった話ではないけれど、自民党政権の頃からずっとですが)本気で拉致を解決しようという気は無いので、まともな主張などしていない。そこが気になるところです。したがって、チャンスではるけれど、ピンチでもあると。そう感じるのです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111219-00000511-san-int