レコード・コレクターズ11号。

今月に入って、全然CDとか本とか買ってなかったな・・・。そんな暇が無かった。本も今週は読んでないぞ。CDなんて車の中ぐらいしか聞くことなかった。今日は早めに仕事を切り上げて帰宅。途中で本屋によってレコード・コレクターズ11号を買いました。『ペット・サウンズ』の40周年記念盤の特集記事があったから。リマスターを担当したエンジニア、マーク・リネットのインタヴューが掲載されてました。今回のモノのリマスターは、どうも87年に再発されてた時のマスターが使われているらしいと、ネットの掲示板で目にしていたのですが、その真相が明かされてます。実は、87年に初CD化された再使われたマスターと、90年代以降のリマスター盤で使われたマスターは別のテープだそうです。初CD化で作られたマスターは紛失してしまっているそうです。90年代以降のCDは、66年に作られたアナログの保管テープを使ってのリマスターだったそうです。ようはサブってこと?オリジナルは紛失?40年も前のテープですから、そうとう劣化してるでしょうから、多分もう使えなくなってる?
今回のリマスターは、87年に作ったアナログからノイズリダクションせずに単にデジタルへコンバートしたテープだそうです。なんか、大瀧詠一の『ロング・バケーション』20周年盤と同じような経緯ですね。ロンバケもたしか、初CD化した時に作ったデジタルのテープをマスターにしたはず。古い音源はどうしてもテープが劣化するのでこういう方法になるんでしょうね。
マーク・リネットが言うには、「66年につくられたサウンドの通りになった」との事です。う〜ん、これじゃアナログも買い直しか。『ペット・サウンズ』のアナログ盤は東芝EMIから出たモノとUSAで再発されたステレオと両方もってるので、今回は回避するつもりだったのですが、こんな話を聞くと買っときたくなります。