フィル・スペクター甦る伝説

フィル・スペクター 甦る伝説 増補改訂版

フィル・スペクター 甦る伝説 増補改訂版

 スペクターの本は始めて読んだのですが、ボリュームたっぷりの本でした。生立ちから、テディー・ベアーズでのデビュー、ニューヨークでの修行時代に、フィレスでの成功・・・。断片的な話はネットなどで知っていましたが、あまり表立って活動してなかった80年代、90年代の話は興味深かったし、始めて知る事の多い事。未発表に終わったけど、セリーヌ・ディオンのプロデュースもしていたとは。
 最後の殺人事件とその裁判にまつわる顛末はちょっと・・・。音楽に絡む政治的なゴタゴタには興味はありますが、こればっかりは音楽とは関係ない出来事ですので。ただ、フィル・スペクターの人生を描く上では避けられない出来事ではあります。