尖閣ビデオ事件。

 まさか神戸の海上保安官が、ビデオを公開していたとは!てっきり石垣の方からだと思っていたので驚きです。一人で決行したのか?どのように映像を入手したのか?疑問だったのですが、関西テレビのニュース番組の青山繁晴氏の解説を聞いて、疑問は解けました。
 本来は、政府が責任をもって公開するべき映像だったのですが、菅総理や、仙谷官房長官には、その気がまったく無いようです。仙谷官房長官にいたっては、この”ビデオ流出事件”は「大阪地検特捜部の事件に匹敵する由々しい事案だ」と発言したそうでございます。国民に事実を知らせようとしない政府の姿勢が”由々しき事態”だと思うのですが。
 正しい事をした人、国民が見るべき映像を公開した人が罪に問われる可能性があって、海保の巡視船にぶつけてきた漁船(という名の工作船?)の船長は、処分保留のまま釈放されている。なんだか納得できない状態です。たしかに、情報を流出させたのは問題なんだけど、それがまったく悪い事では無いように思えてなりません。”違法な行為でも、間違っていない行動”とでも表現すれば良いのでしょうか?しかし、これがまかり通るのは”異常な状態”なんですけどね。もちろん、異常なのは、senngoku38を支持する世論ではなく、政府の方です。