Brian WilsonとThe Beach Boysについて。その１
ブライアン・ウィルソンとの出会い。
僕の大好きなアーティスト、ブライアン・ウィルソンについて少し書いてみます。1999年頃の話です。
ビーチ・ボーイズのリダー、ブライアン・ウィルソン。 The Beach BoysもBrian Wilsonも名前は聞いた事がある。しかし、どんな曲があるのか殆ど知りませんでした。CDも当時は廃盤のアルバムが多く、ビーチ・ボーイズと言えば反町隆史主演のTVドラマという時代でした。（そう言えば、このドラマの主題歌は反町隆史の歌う「Forever」という曲でしたね）
ビーチ・ボーイズのCDは、『Ultimate Christmas』だけは持っていたのですが、なかなか他のアルバムには手が出せませんでした。CDの解説を読んで、ビーチ・ボーイズのリーダーがブライアン・ウィルソンだという程度の事は知っていました。山下達郎のラジオで名前がでてくる事もあって、興味はあったのですが、いかんせんどんな曲なのか情報が少なかったので、CD屋でブライアンのソロアルバム『Imagination』を見かけてはいたものの、なかなか手を出す事ができませんでした。今でしたら、平気でとりあえず買ってしまいますが、当時は１枚のCDでも慎重に選んで買っていました。
もう一つの理由として『Ultimate Christmas』を聞いてみたものの、あまり良い印象が無かったというのもあります。このアルバム、全盛期にリリースされたクリスマス・アルバムにボーナストラックとして、70年代にお蔵入りしたクリスマス・アルバムから何曲かを入れたものでして、前半と後半であまりに作品のトーンというか色合いが違い過ぎて戸惑いました。アルバムの前半は勢いがあるのですが、ボーナストラックの後半は何か暗いというか歯車が狂ってしまった感があって、好きになれなかったのです。（後々、ビーチ・ボーイズについて書かれた書籍などを読むようになって、彼らの歴史を知るようになると、この時もった印象は間違いではなかった、と思いました。）
ビーチ・ボーイズには興味はあるが、自分の趣味に合うかどうかは微妙だと思っていました。そんな時、偶然ラジオから流れてきたのが、Brian Wilson「Your Imagination」でした。イントロを聞いただけで、引きつけられていました。これは良い曲に違いない！と車を運転しながら耳はラジオに集中です。（危ないですね）曲が終わってから、アーティストと曲名の紹介があり、ブライアン・ウィルソンの曲だったと知りました。もうCDを手にしない理由はありませんでした。
Brian Wilson - Your Imagination - YouTube
ビーチ・ボーイズとの再会？
Brian Wilsonの「Your Imagination」にノックアウトされたのは７月頃でした。それから夏の間は繰返し、繰返し聞いていたのですが、ビーチ・ボーイズといえば”夏”のイメージもあってか秋以降は疎遠となってしまいました。
年が明けて、正月に帰省してきた高校の同級生と会った時、ふとした事からビーチ・ボーイズの話となり、車にMDがあったので同級生に聞かせたところ「メロディーが良い」みたいな話になりました。そのまま暫くカーステレオにそのMDを入れたままにして聞いていたのですが、また別の人が興味をしめしましてCDを貸す事になりました。周囲の人も興味を示した事もあって、他の作品も聞いてみようという気になったのでした。
『Imagination』のドキュメンタリー・ビデオ、Brianの過去のソロ・アルバム、そしてBeach Boysのベストアルバムに手を出していきました。『終わりなき夏』を聞いて完全にノックアウト。次はオリジナル・アルバムへとさらなる深みへとハマっていきます。廃盤になっていたアルバムの再発が始まるという幸運にめぐまれて、次々と彼らのアルバムを聞いていきました。
ビーチ・ボーイズThe Beach Boys／ カリフォルニア・ガールズ ...
