ブルース・ジョンストン、テリー・メルチャー

SURFIN’ U.S.A. & The Best Of Bruce

ブルース・ジョンストン、テリー・メルチャー絡みのCDが再発されてますが、その中から2枚、『SURFIN' U.S.A.』と『The Best Of Bruce & Thrry』が昨日HMVから届きました。
彼らの名前を最初に聞いたのは、ビーチ・ボーイズのドキュメンタリー番組だったと思います。何かと、ビーチ・ボーイズと縁のある2人ですが、ブルースがビーチ・ボーイズに加入する前、ビーチ・ボーイズ・フォロワー時代の作品が、今回手にしたCDです。ホット・ドッガーズというバンド名義ですが、実質はでっちあげグループ。『SURFIN' U.S.A.』というアルバム・タイトルからして、もろフォロワーって感じです。これだけ、ビーチ・ボーイズのカヴァーを演奏してるんですから、ブルースがすんなり正式メンバーになれたんだと、納得しました。
ボーナス・トラックがテリーのソロ・シングルの2枚からなのですが、フィル・スペクタージャック・ニッチェが絡んでいるので、このCDの最大の目的は、ボーナス・トラックだったりします。まだ、スペクター・サウンドが確立される前の作品だそうですが、その予兆はありますね。これは、結果を知っているから、そう思うんでしょうが。多分NYでのレコーディングだと思います。音の分離が良いのが、その根拠。ライナーにそこまで細かい記述が無いのが残念。
この手のCDは、どう考えてもマニアが買うんだから、マニアが悲鳴を上げて喜ぶような、ライナーを付けて欲しい。もっとも、CDが売れない時代、ここまでコストのかかる紙ジャケで、リーズナブルなお値段で出してくれているから、そう文句は言えないけど。
『The Best Of Bruce & Thrry』は、実は古いマスタリングのCDを持ってまして、紙ジャケ&リマスターにつられて買ってしまいました。ジャケットのデザインが全然違ったので、最初何のCDか判りませんでした。