クリントン元大統領、訪朝。

 北朝鮮クリントン元大統領が電撃訪問。北朝鮮に拘束されていた記者2名を無事に奪還?したのには驚いた。見事なまでに北の書いたシナリオ通りに進んでるんじゃないか?と思う。アメリカも落ちるところまで落ちたのか?そういう意味で驚いた。
 もう一つ驚いたのは金正日が、外国の要人と会談?できるまでに回復していた事。ほんまにガチで話し合いをしたかは疑問だけど、少なくともクリントン元大統領と会って挨拶くらいはして記念撮影をした事には驚いた。まさかあの写真、合成?もし合成だったら、それはそれで怖いんだけど。(もし、会談は無くて、合成写真だったら、クリントン元大統領は北のお芝居につき合った事になる。まあ、北を訪問して金正日と会った事じだいが、そうなんだけど)どちらにせよ、この会談は北朝鮮にはメリットがあっただろう。国内的にも対外的にも。
 国内的には、金正日の実績をアピールでき、後継者にスムーズに移行するのにも有利だろう。対外的には、6カ国協議の他の4カ国(ロシアはあんまり関係なさそうだけど。)への揺さぶりになるんじゃないかな?特に中国あたりはどう思っているのか。
 人質を”返してもらった”からには、なんらかの譲歩があったのではないか?と疑ってしまう。例えば2国間協議をする約束とか、国務長官クリントン平壌を訪問する約束とか、核保有国として他国への転売はしないことを条件に承認するとか・・・。形だけ6カ国協議を再開して(中国のメンツに配慮して)、米朝2国間で話をつけるんだろうな。
 日本人が気がつかないところで話が進んでいるかもしれないのに、某国営放送の9時のニュースで失踪したタレントの話題を街頭インタビューまで撮って流してたのには・・・。9月になれば、鳩山政権の友愛外交で何もかも解決されるから、別に騒ぐ必要もないか(笑)。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090805-00000224-jij-int