CDの音って・・・。

CDの音を(というかデジタルの音)を固いと表現する人とか、記述をよく目にするのですが、今日、久々に邦楽新譜を聴いてみてそう感じました。自宅では、最近レコード比率が圧倒的ですので。20年位前、始めてCDを聴いた人が体験したであろう事を再現している?
後、音が薄っぺらい。これは、CD、レコードの問題というよりは、最近の音楽の音作りに起因しているのでしょうが・・・。ようは、厚みが無いのと、奥行きが無い。で、これの要因として、レコーディング機材の変化があるようです。レコーディング機材のアナログからデジタルProtoolsへの移行。音の輪郭がはっきりしすぎていて、フェーダーを下げても、音が後ろへ行ってくれないそうです。これは、サウンドレコーディングマガジンの山下達郎のインタビュー記事の中に出てくるのですが。音の数を増やすと(楽器の数を増やす)と音どうしが喧嘩してしまう。みんな前へ出たがる訳ですから。だから、音数は少なめにする。なるほどね〜と思いながら、そのインタビュー記事を読んだのを思い出しました。
じゃあ、フェーダーで音を下げるのではなく、マイクと楽器の距離で音を後ろにしてやればいいんじゃない?と、思うのは素人考えかな。