The Beach Boys『Summer In Paradise』

The Beach Boys『Summer In Paradise』

オーディオ・インターフェースのトラブルが無かったら、今日はこのCDを買ったことだけを書くつもりでした。The Beach Boysの92年の作品。僕が持ってなかった唯一のスタジオ・アルバム?USAとUK盤で若干内容が異なる作品。今回手に入れれたのは、USA盤です。
ブライアンが不参加という事もあって、世間ではオリジナル・アルバムの中にすら入れてもらえてない?かわいそうな作品です。ビーチ・ボーイズのアルバムは2000年あたりに一気に再発されましたが、このアルバムと前作『スティル・クルージン』はリストから外されてました。たしかに内容的には・・・。本当にビーチ・ボーイズのアルバムとしてカウントして良いの?という意見にも納得できます。
『スティル・クルージン』は、「ココモ」を収録しているおかげで、今でもたまにお店に並んでます。が、『Summer In Paradise』は、発売当初から売れそうにないのでメジャー・レコード会社が相手にしてくれず、しかたなしに自主制作という形で発売されて作品ですから、もともとの売り上げ自体が知れてますので中古でも滅多にお目にかかった事がありませんでした。(以前どういう訳か三宮のツタヤのレンタルCDで並んでました。さすがに三宮で借りてまた返しにくるのは、無理がありますから、その時はパスしました。まだ、借りたら借りた店でしか返却できない時代です。)
今日、ふと覗いたブック・オフで見つけました。なんか、意外な所で掘り出しものがあったみたいで嬉しかったのですが、作品自体の内容と言えば・・・。まっ、世間様の評価がよく理解できます。完全なコレクター向け商品ですね。聴くに耐えれない程悪くは無いですが、好きで聞くほど良くもない。でも「Surfin'」のカバーは痛い。トリビュートものでカバーされているような感じのサウンドで、こんなのしてて良かったのか?と思いました。
タイトルどおり、夏向けのBGMとしては、使えるかもしれませんが、すぐに忘れさられるようなサウンドだと思いました。