コロナ騒動に思う事。

明日から”通常の仕事”になります。このタイミングで、自分なりに今回のコロナ騒動について思う事を書き留めておこうと思います。

我が国では、欧米に比べ被害が少なかったことは幸いでした。要因は分かりませんが、政府の対応が良かった?(そんなことはない!)日本の衛生環境が良かった?(東南アジアでそれほど被害がなかったのは何故?)今回のウィルスには東洋人は強い?(これはあるかも)素人が考えても答えは出ませんが、被害が少なかったのはタマタマだと思います。運が良かった。

で、今回の騒動で何となくですが、感じた事です。

①日本政府は頼りない。対応が後手後手、二転三転だったような気がします。安倍政権は、非常事態には対応できない?平常時は、官僚の決めた事に従っていればほぼ間違い無いのでしょうが、そうで無い時、無理くり事を動かす必要があります。そこが出来ていない。

政治家の力量不足、官僚出身の政治家も多いですからね。普段から官僚におんぶに抱っこ。そこがモロに出てしまったのでは?

オリンピックの関係もあってか、緊急事態宣言も東京や大阪の知事に引っ張られて出したイメージがあります。宣言解除の流れも大阪府知事の動きがなければ、どうなっていたのでしょうか?ダラダラ、「一度決めた事ですから」と月末までやっていたのでは?と思います。出口戦略の無い、危険な流れがなくなった事はよかったとおもいます。ただ、地方自治体の首長に引っ張られて中央の政権が動くというのは、あまり歓迎できない話。

安倍政権は、任期満了が近いので、そろそろレームダック。賞味期限切れ政権。その後の政権ですが、まあ絶望しか無いでしょう。

 

②民主主義の黄昏?

中国はコロナをいち早く抑え込みました。情報を隠蔽している可能性はありますが、表向きはコロナに完勝しています。それは何故?

独裁政権の特権、強権発動で強制的に物事を進められる”利点”があります。これが大きいのでは?情報統制も含めて。かたや欧米は総崩れ状態。コロナからいち早く立ち直った中国が世界経済を牽引していく可能性もあります。

中国がこれを上手くプロパガンダしていけば、緊急時の独裁はやむなし、物事が決まるスピードの早い中国型の統治機構が良い、という流れになるかもしれません。

そもそも”民主主義が良い”という理由なんてあるんですか?「経済発展と民主主義はセット」という幻想は打ち砕かれました。中国は世界2位の経済大国です。独裁政権ですが。

もちろん色々な問題を抱え、彼らの政策(人権問題は特に)には感情的には拒否反応が出てしまいますが、経済力という確実な力はあるのです。その影響力をこれから行使していくことでしょう。

実際、コロナの初期段階でWHOに中国に有利な決定をするように働きかけていたようですし。今後、この流れはさらに加速していくでしょう。

かたや民主主義の国々は、多くがコロナの感染拡大防止に失敗し、多くのダメージを受けました。日本と違って、たとえ民主主義の国であっても強権的な規制をかけていましたが、それでもダメだったのです。

独裁政権の方が上手く対処できるのでは?という考え方に正当性が与えられる可能性があります。

 

③やったもん勝ちの社会になる?

政府・自治体からの自粛要請を無視し、営業を続けたパチンコ店がニュースに取り上げられました。彼らには何のペナルティーは課せられません。当然”要請”で強制では無いので、お願いに素直に従う必要はありません。幸い、クラスターも発生しませんでしたから、営業を続けたパチンコ店の勝利です。タダで宣伝もしてくれたのですから(笑)

正直者がバカを見る。そんな社会になったような気がします。すでになってた?(笑)のかもしれませんが。

 

 

大きな歴史の流れの転換点に立ち会うことになるかもしれません。今までの常識が通用しない非常事態が常態 に変わるのかもしれません。日常がある日突然ガラッと変わる経験をしてしまいました。

もちろん何かの拍子もしれっと元に戻るかもしれません。ただ、経済的なダメージはすごい事になるでしょうね。とても4月以前の状態に戻るとは思えません。ウイルスで亡くなる人より、政府の無能さで命を落とす人の方が多くなるような気がします。

 

以上、適当に思った事です。